自分の現在のDTM環境は2017年頃から
・FL Studio (作編曲) → Acid Pro 10 (ミックス) → Sound Forge (マスタリング)
となっています。
その前はmidiの打ち込みにAbility(Singer Song Writer)を使ったり、Propellerhead Reasonを使っていたこともありました。
自分の中で核となるソフトは2000年頃にSonic Foundryという会社がリリースしたACIDというソフトで、その間にSONY → MAGIX とメーカーも移管しているのですが、最初に導入してから20年越しのユーザーになります。
ACIDは、現在のDAWなら基本どのソフトも出来るオーディオデータの貼付けやタイムストレッチが出来ることを先駆けで搭載したソフトで、当時はかなりの衝撃でした。
今は敢えてACIDを使う理由も少ないかもしれませんが、自分の場合は操作が染みついてしまっていることと(シンプルが故に使いやすい)、FL Studio から一度すべてのオーディファイルを書き出しているという時点で、大昔のプロジェクトファイルでも開くことができるという点が使い続ける理由となっています。
今回パソコンを新調した際にも半分くらいのFLのプロジェクトファイルが開けなくなっていました。
プラグインやファイルのちょっとした移動やサポート切れなどで簡単にプロジェクトファイルは開けなくなったり当時の再現性が失われたりします。
定期的にオーディオファイルを書き出す習慣があれば別のソフトを使う必要もないのですが、なかなかキリの良いタイミングを決めるというのも難しいので、自分の場合は工程ごとに別のソフトを使うことで強制的にオーディオファイルの書き出しを必須とするフローとしています。
また最近はXLN Audio / XOやAudiomodern / Loopmixなど、スタンドアローンですぐに立ち上がるソフトで全体の曲の構成を考えずに気軽にドラムやループパターンをパーツごとに作って、あとからACIDに当てはめることも多いです。
ハードシンセも使っていますが、パートごとに録音したり、場合によってはまとまったトラックを録音したものをDAWに持って行ったりもします。
ブレイクビーツという概念になぞらえて、最初からミックスされたパートを録音して使うのもそれはそれで良いんじゃないかと考えています。
色んなシンセやエフェクターを使って曲を作ることと同様に、DAWも一つのソフトしか使ってはいけないという決まりはないので、自分に合った使い方で併用していくのが良いのではと思います。