子供の頃、祖父が連れて行ってくれた公民館の鉄道ジオラマ。
実際に走る電車を見て、家でも同じようなものを作りたいという夢を持ち始めました。
しかし、子供心にも予算や置き場所の問題で難しいだろうと理解していました。
レゴブロックについても同様で、友達の家で夢中になって遊んではいたものの、自宅に置くのは難しいだろうと思っていました。
その後、シムシティという都市育成ゲームと出会い、仮想空間なら場所を気にせず街づくりを楽しめることに魅了され、このジャンルのゲームを20年以上続けることになりました。
結果として、街づくりへの関心が高じて行政書士という職業を選択することになったのも、何かの縁を感じます。
そして今、生活環境が変わり、予算や置き場所の問題がある程度解消されたことで、子供の頃の夢を少しずつ叶えたいという気持ちが湧いてきました。
シンセサイザーと同じように、パソコン上でいくら再現できても、実物に触れたいという欲求が自然と生まれてきたのだと思います。
30年以上ぶりに手にしたレゴブロック。
梅雨の静かな雨音を BGM に、夢中になって組み立てました。
この「大人のレゴ」シリーズのピラミッドは、決して安価ではありませんが、その分細部まで作り込まれた精巧な作りに感動しました。
最近では、目の前のことに集中する「マインドフルネス」という考え方が注目されており、レゴブロックは心理療法の一つとしても活用されているそうです。