Kurogane Blade (from dual-axis4)

「dual-axis4」は、2025年春M3のリリースを目標に、約1年の製作期間で制作したアルバムです。
この「Kurogane Blade」は、その中で一番最初に着手した曲となります。

「和」をモチーフにしたハードテクノをコンセプトに作成しました。
「和」がテーマであるクラブミュージックといえば、20年くらい前にPhotekというドラムンベースのアーティストがリリースした「Ni Ten Ichi Ryu (二天一流)」という曲が、めちゃくちゃストイックでかっこいい作品として印象に残っています。ストイックすぎて逆にインパクトが強いという、独特の魅力を持つ曲でした。

その影響もあって、刀での一瞬のせめぎあいを表現するには、あえてメロディらしいメロディはないほうが良いと考えました。研ぎ澄まされた緊張感こそが、この曲の核心だと思ったのです。

「Kurogane Blade」は5~6割の完成度でK’s-traXさんにデータを渡しました。アレンジに際して、こちらからは何の希望も出していないのに、メロディの追加パートなどはなく、あくまでもストイックなハードテクノの路線として厚みと迫力が増した曲になって返ってきました。さすが付き合いの長い音楽仲間で、阿吽の呼吸とはまさにこのことでした。

あとはフィルターやエフェクトなどを施して完成。和の美学とハードテクノの融合を目指した一曲が、ここに形になりました。
なお、この曲はDAWで作成していますが、今後は音をバラしてRoland MC-707で再構築し、ライブやコラボレーションに対応できるバージョンを作りたいという構想があります。より自由度の高い演奏表現や、その場の空気感に応じた即興的な展開が可能になれば、この曲の新たな一面を引き出せるのではないかと思います。

「dual-axis4」は、以下のサイトより購入できます。

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