はじめに
さざなみタウンにて開催された小学生向けお仕事体験イベント『こほく おしごと たいけん』に、パソコンを使ったデジタル音楽制作体験プログラムで参加いたしました。
今回のイベント参加は、長浜商工会議所青年部のメンバーの方が当ホームページをご覧になり、「パソコンで音楽を作る」というプログラム内容に興味を持っていただいたことがきっかけでした。地域の子どもたちに様々な職業の魅力を伝えるという趣旨に共感し、音楽クリエイターという仕事を知ってもらう機会として参加させていただくことになりました。
完成作品の公開
今回参加してくださった7名の小学生が制作した楽曲は、それぞれが全く異なる個性を持った作品となりました。50分という限られた時間の中でも、リズムの組み合わせ方や音色の選び方に、一人ひとりのセンスと工夫が光っていました。
参加者の皆さんには、この記事にアクセスできるQRコードを印刷した特製カードをお渡ししました。これにより、ワークショップで制作した自分の作品を、いつでも家族やお友達に聴いていただくことができます。
また、このカードを通じて今後の音楽ワークショップ情報もお届けできるようになりました。一度きりの体験で終わらせず、継続的に音楽制作の楽しさを感じていただける仕組みとして活用していただければ幸いです。


短時間×少人数で実現した濃密な体験
今回のプログラムは50分×3コマという、通常よりも短い時間設定でした。また、1コマあたりの参加者を最大3名までとすることで、一人ひとりに丁寧に向き合える環境を整えました。
限られた時間の中でしたが、子どもたちは驚くほど高い集中力を発揮してくれました。「この音が使いたい!」「曲のテンポをもっと速くしたい」といった積極的な質問や提案が次々と飛び出し、それぞれが自分なりのアイデアを形にしていく様子は、時間の短さを感じさせないほど充実したものでした。
親子で創る音楽
今回特に印象的だったのは、保護者の方々の積極的なサポートです。単に見守るだけでなく、「ここはこんな音がいいんじゃない?」「このリズム、面白いね」といった形で制作に参加してくださる姿が多く見られました。
お子さんが操作に迷った時には優しく手を添えて、完成した時には一緒に喜ぶ——その様子は、まさに親子でのコラボレーション作品とも言える温かいものでした。音楽制作を通じて、親子の対話が生まれる瞬間を何度も目にすることができたのは、このイベントならではの収穫だったと感じています。


商工会議所青年部の手厚いサポートへの感謝
イベント当日は、キャンセルが出た際には即座に待機されていた方への連絡を取っていただいたり、参加者の都合による時間変更にも柔軟に対応していただいたりと、運営側の連携の良さと機動力の高さに感銘を受けました。こうした手厚いサポートがあってこそ、私は音楽制作の指導に集中することができました。
『こほく おしごと たいけん』というイベントの趣旨は、地域の子どもたちに様々な職業を知ってもらうこと。今回のプログラムでは、音楽制作の体験を通じて「音楽クリエイター」という仕事の一端を感じていただけたのではないかと思います。
参加してくださった小学生の皆さん、そして保護者の皆様にも感謝いたします。短い時間の中で、本当に素晴らしい作品を作り上げてくださいました。
地域の子どもたちに音楽制作の楽しさを伝える活動を、これからも続けてまいります。

関連リンク
・こほく おしごと たいけん 公式サイト

・過去のワークショップ記事

