【Synthesizer V AI Ayame】Split Second

本題に入る前にまず今回アップした曲を聴いて頂ければと思います。

「Synthesizer V」は歌声合成ソフトウェアの一種で、ここ1~2年で特に脚光を浴びてきたように思いますが、もうほとんど人間が歌っているのと変わらない感じで、従来の音声合成特有の機械っぽさは皆無と言えるのではないでしょうか。

自分は今年に入って1月の中旬にAmazonで「Synthesizer V Studio Pro スターターパック」を購入しました。
スターターパックでは、デフォルトでインストールされるライブラリの「Mai」に加えて、既存の好きなライブラリを1つダウンロードすることが出来るため、色々なデモを聴いて検討した結果、2023年の12月に発売されたばかりの「Ayame」を選択しました。

Synthesizer V Studioの打ち込み画面はこんな感じです。
自分はいわゆるボカロは通ってこなかったので、単純な比較はできないのですが、一般的なステップ入力のDAWやボーカル修正ソフトの使用経験があれば操作でつまづくことはあまり無いのではと思います。

「Ayame」の場合、右側のパラメータで声のニュアンスを変えることが出来る他、オートメーションを書くように細かく変化させることもできます。
今回はまず機能を覚えるところからのスタートなので、ほぼベタ打ちですが、それでもこの自然さには衝撃を受けました。
ビブラートも何もしなくてもこのように自然に掛かりますので、仕様を掴むまでは変にいじらない方が良いとさえ言えます。

この画面で複数のトラックを作成できるので、ハモリパートも簡単に作れますし、違うライブラリに瞬時に切り替えることもできます。
また、AIならではの機能として、一音単位から何度でもリテイクをすることが出来、そのたびに歌い方が少しづつ変化していきます。

こちらはスタイル(Sweet)のパラメータを150%にした場合で、かなり印象が変わります。
ひとつのライブラリで色々なスタイルに適応させられるのも面白いです。

AIによる音声合成は、NEUTRINO(きりたん)の時も衝撃を受けたのですが、Synthesizer V はエディターの使いやすさや歌声のニュアンスの変化のさせ方が更に洗練されており、ほぼリアルタイムにやり取りをするかのように変化させることができるため、時代はここまで来たのか・・・と思わずにはいられませんでした。

ライブラリもプロのシンガーや声優さんを多数起用しており、追加のライブラリが1つにつき1万円弱の買い切りで手に入るのは革命的とも言えます。
自分も今後、ひとまず2~3種類のライブラリの追加を検討したいと思っています。

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