先日、2015年の京都時代の写真を見つけました。
今のメインで使っているTR-8とTB-3が写っていて、「もうこんなに時が経ったのか」としみじみ。
6畳一間の部屋は、音楽機材とベッドでびっしりで、今思えば少し無茶だったかもしれません。
でも、毎月の給料から少しずつ工面して、憧れの機材を手に入れていく喜びは格別でした。
その数年前は、毎月の生活費を工面するのに精一杯で、機材を揃える余裕などはありませんでした。
だからこそ、窮屈でも自分の音楽部屋を持てた幸せは、今でも鮮明に覚えています。
確かに、充分に使いこなせないまま手放してしまった機材もあって、時々「あの音が今あれば・・・」と後悔することもあります。
でも、この時期があったからこそ、「この音はハードウェアでなければ出せない」「これはPCの方が便利だ」という判断ができるようになった。
音楽制作における大切な転換点だったのだと、今では思えます。
狭い部屋で機材と暮らした日々。
決して楽な生活ではありませんでしたが、あの時の情熱と苦労が、今の自分の音楽の礎になっているのかもしれません。
2019年当時の音楽部屋 | Project TO-MAX
6畳の空間に、ベッドとパソコンデスク、そして音楽機材を詰め込んだ生活。配線を直そうとすれば机ごと動かさなければならず、機材を外に持ち出すのも一苦労でした。実際に…