【モル×ラボ】キッズワークショップ 夏休みスペシャル!
8月3日、アトリエモルフェさんの『キッズワークショップ 夏休みスペシャル!』にて、小学生を対象としたシンセサイザー体験ワークショップを開催いたしました。
当日はうだるような暑さでしたが、えきまちテラス内の涼しい室内で音楽制作体験を提供することができました。
今回使用したMC-707やSP-404MKII、各種Pocket Operatorなどの機材は、突き詰めていくと相当な量の機能があります。
しかし30分という限られた時間の中で、子どもたちに音楽制作の楽しさを伝えるためには全ての機能を説明するのではなく、「まずはこのボタンを押してみよう」「この音が気に入ったら、ここを触ってみて」といったシンプルで直感的なアプローチが、子どもたちの興味を引き出すことに大切だと思いました。

限られた時間でも、子どもたち一人ひとりが実際に機材を操作し、音を作り出すことで「自分にもできるんだ」「もしかして自分はセンスがあるんじゃないか」という健全な自己肯定感を育むことができました。
音楽制作において技術的な知識も大切ですが、まずは「自分も何かを創造できる」という自信と喜びを感じてもらうことが、クリエイターとしての第一歩として最も重要な要素だと考えています。

今回メイン機材として使用したRoland MC-707は、グルーブボックスと呼ばれるカテゴリーのマシンです。
この機材のシリーズには長い歴史があり、私自身が初めて購入したのは25年前に高校を卒業してアルバイトをして買ったMC-505でしたが、当時はYouTubeなどの動画プラットフォームも存在せず、説明書も音楽経験者向けに書かれていたため、ほとんど使いこなすことができませんでした。


アトリエモルフェの長谷さんには、今回の音楽ワークショップに加えて、クリエイター向けの著作権やお金の講座の開催でもお世話になっています。
前回のお金の講座にご参加いただいた方から「娘がお小遣い帳をつけるようになりました」とのご連絡をいただきました。
今回のワークショップを通じて、エンターテイメントと学びの両面から地域の子どもたちに少しでも貢献できれば幸いです。